家族でできる!小学生の絵の具セットおうち洗いガイド
- toyokyozai
- 7月28日
- 読了時間: 7分
更新日:9月6日

小学校の図工の授業で欠かせない絵の具セット。使い終わった後の絵の具セットの洗い方、どうしていますか?「ちゃんと洗えているのかな?」「子どもに任せて大丈夫かな?」と悩む保護者の方も多いのではないでしょうか。
この記事では、小学生のお子さんを持つ保護者の方とお子さん向けに、絵の具セットをきれいに保つための効果的な洗い方を詳しく解説します。
家庭での絵の具セット洗い、みんなが悩む理由と課題
「どうしてうちのパレットはこんなに絵の具がこびりついているんだろう?」「絵の具が固まってしまって落ちない!」といったお悩みをよく耳にします。特に子どもたちが使う絵の具セットは、使いっぱなしになってしまいがちで、そのまま放置すると汚れが落ちにくくなってしまいます。
子どもと一緒に掃除するメリット
「どうせなら親が洗った方が早い」と思ってしまうかもしれませんが、お子さんと一緒に絵の具セットを洗うことは、単に汚れを落とすだけでなく、たくさんのメリットがあります。
物を大切にする心を育む: 自分で道具をきれいにすることで、道具への愛着がわき、大切に使うようになります。
自主性・責任感の育成: 自分の持ち物の管理を通じて、自主性や責任感が育まれます。
おうちのお手伝いの第一歩: 掃除の楽しさや達成感を味わうことで、他のお手伝いに意欲的になるきっかけにもなります。
親子のコミュニケーション: 一緒に作業することで、自然な会話が生まれ、楽しい思い出になります。
小学生の絵の具セット 基本の洗い方

まずは、基本的な絵の具セットの洗い方からマスターしましょう。
絶対使う!絵の具パレット・筆洗バケツ・絵筆の洗い方
絵の具セットの中でも特に汚れやすいのが、パレット、バケツ、絵筆です。
パレット: 使用後すぐに水で洗い流すのが基本です。乾いて固まってしまった絵の具は、次の項目で紹介する方法を試してみてください。筆洗バケツ: 汚れた水を捨て、内側をきれいに水で洗い流します。底にたまった絵の具も忘れずに。絵筆: 使用後すぐに水で絵の具を洗い流し、穂先を整えて乾燥させます。バケツなどたっぷりの水の中で穂先を振ると、絵の具が落ちやすいです。絵の具が根元に固まると、毛が広がってしまいます。洗いやすさUP!事前準備と工夫ポイント
洗い始める前に少し準備をするだけで、効率がぐんと上がります。
場所: 洗面台やお風呂場、庭など、水が使えて汚れても大丈夫な場所を選びましょう。
汚れてもいい服に着替える:服についた絵の具汚れは落としにくいです。汚れてもいい服に着替えてから始めましょう。
新聞紙やビニールシート: 周囲に絵の具が飛び散るのを防ぐために敷くと安心です。
使い古しの歯ブラシやスポンジ: 細かい部分の汚れを落とすのに役立ちます。
石鹸または中性洗剤: 頑固な汚れには少量使用します。
通常の汚れの落とし方|毎回使える方法
絵の具を拭き取る: パレットや筆洗バケツに残った絵の具の塊は、ティッシュペーパーや新聞紙などで大まかに拭き取ります。水で流す前に、できるだけ固形物を取り除いておくのがポイントです。
水で洗い流す: パレットや筆洗バケツを水でよく洗い流します。この時、排水溝に直接大量の絵の具が流れないように注意しましょう。一度バケツに水を張ってそこで洗い流し、絵の具が沈殿した上澄みを流すなど工夫すると良いです。
スポンジや歯ブラシでこする: 柔らかいスポンジなどで優しくこすり洗いします。
絵筆を洗う: 絵筆は、絵の具が残らないように、優しくもむようにして根元から丁寧に洗い流します。穂先をゴシゴシと洗わないように気を付けましょう。洗った後は穂先を整えてから乾かします。
よく乾燥させる: 洗い終わったら、水気をしっかり拭き取り、風通しの良い場所で完全に乾燥させます。
お子さんには、絵の具を拭き取る・スポンジでこするなどの簡単なステップから任せてみましょう。
落ちにくい・時間がたった絵の具汚れの落とし方

「うっかり洗い忘れて、絵の具がカチカチに固まっちゃった!」そんな時でも大丈夫。いくつかの工夫で、頑固な汚れもきれいに落とせます。
スポンジ・歯ブラシ・消しゴムを使ったコツ
スポンジと中性洗剤: 固まってしまった絵の具は、少量の中性洗剤をつけたスポンジで優しくこすってみてください。洗った後はよくすすぎましょう。使い古しの歯ブラシ: パレットの溝やバケツの隅など、細かい部分の絵の具汚れには、使い古しの歯ブラシが最適です。優しくこすると、絵の具が浮き上がってきます。消しゴム: 意外かもしれませんが、プラスチック製のパレットにしみついた絵の具は、消しゴムでこすると消えることがあります。ただし、強くこすりすぎるとパレットを傷つける可能性があるので注意しましょう。またパレットに消しくずが残らないように気を付けましょう。どうしても落ちない汚れには、専用のクリーナーも検討してみましょう。
画材セットの道具を傷めない洗い方のコツと注意点
せっかくきれいにしても、道具を傷めてしまっては元も子もありません。素材に合わせた適切なケアが大切です。
よくある失敗例と正しいお手入れ方法
ゴシゴシ洗いすぎる: 強くこすりすぎると、パレットやバケツの表面に傷がつき、かえって汚れがつきやすくなることがあります。優しく、丁寧に洗いましょう。
絵筆でパレットなどを洗う: つい絵筆で絵の具を洗い流していませんか?穂先の痛みや変形の原因になるため、洗う時は歯ブラシやスポンジを使いましょう。
濡れたまま放置する: 水分が残ったまま放置すると、カビや雑菌の繁殖の原因になります。必ず完全に乾燥させてから収納しましょう。
熱湯で洗って変形: ほとんどの絵の具セットはプラスチック製です。熱湯は変形の原因になることがあるので、ぬるま湯か水で洗いましょう。
道具を長持ちさせる日常ケアと収納アドバイス
使用後すぐに洗う: これが一番のポイントです。汚れが定着する前に、毎回軽く水洗いをする習慣をつけると、頑固な汚れになりにくいです。
完全に乾燥させる: 洗った後は、風通しの良い場所で完全に乾燥させましょう。
絵筆は穂先を整えて保管: 絵筆は洗った後、穂先を整えてから筆筒などに立てて保管すると、毛癖がつきにくく長持ちします。
絵筆のキャップはしない!
使用後の絵筆にキャップをつけると、カビや折れなど穂が傷む原因となるため、キャップは使用しないでください。小学校で「洗わない」対応?先生・学校との連携ポイント
小学校の指導との違いと家庭でできること
学校によっては、授業時間の都合や、流しが混雑するのを防ぐため、校内で絵の具セットを洗わないように指導される場合があります。
学校と家庭の分担・汚れをためない工夫
学校での使い方: 学校では、先生の指導に従い、できるだけきれいに使うように心がけることが大切です。
家庭でのケア: 持ち帰った絵の具セットは、こまめに家庭で洗うようにしましょう。特に週末など、時間に余裕がある時に親子で一緒に洗う習慣をつけると、汚れがたまりにくくなります。
筆は早めに洗う: 筆に絵の具が残ったまま放置すると、毛が固まってしまうので、使用後はすぐに洗いましょう。
まとめ|家族みんなで楽しく絵の具セットをきれいに!
絵の具セットの掃除は、つい後回しにしてしまいがちですが、ちょっとした工夫で、親子で楽しく取り組める「おうち時間」に変えられます。物を大切にする心や、自主性を育む良い機会にもなりますよ。
この記事でご紹介した絵の具セットの洗い方を参考に、ぜひお子さんと一緒に、ピカピカの絵の具セットを目指してみてください。
トーヨー教材のネットショップ



コメント