そろばん23桁って何が違う?サイズ・カバ玉・ワンタッチまで徹底解剖
- toyokyozai
- 11月10日
- 読了時間: 6分

そろばん学習を始めるお子様を持つ親御さんへ。
「どのそろばんを選べばいいの?」「23桁って何?」と疑問をお持ちではありませんか?
そろばん教室で最も主流とされる「23桁そろばん」について、その基本から、使いやすさの秘密、選び方のポイントまで、徹底的に解説します。お子様にとって最適なそろばん選びの参考にしてくださいね!
そろばん23桁とは?|基本仕様と他桁数との違い

そろばんの桁数とは何か
そろばんの桁数とは、文字通りそろばんの棒の数のことで、計算できる位の数を表します。桁数が長ければ長いほど、大きな数や細かい位の計算ができることになります。
一般的に主流なのは「23桁」と「27桁」です。
初心者向けの教材や学年が低いお子様向けには「15桁」「17桁」といった短いものもあります。
23桁と27桁の主な違いを比較

特徴 | 23桁そろばん | 27桁そろばん |
長さ | 主流な長さで扱いやすい | 23桁より長く、やや扱いにくい |
汎用性 | 初心者から上級者(十段)まで対応 | 非常に大きな桁の計算向け |
価格 | 商品数が多く、選びやすい価格帯も豊富 | 23桁より高価になる傾向がある |
使用シーン | そろばん教室、検定試験、学校の授業 | より高度な桁数が必要な場合 |
ポイント: 23桁あれば、そろばん学習で扱うほとんどの計算に対応でき、お子様の小さな手でも扱いやすい「ちょうどいい」サイズです。
そろばん23桁のおすすめポイントとメリット
そろばん23桁の利用シーン・対象者
そろばん教室に通うお子様(初心者〜上級者)
これから本格的にそろばんを学びたいお子様
検定試験合格を目指すお子様
学校の授業でそろばんを使う小学生
初めて選ぶなら23桁が人気な理由
汎用性が高い: 初めての習い事用から、段位を目指す上級者になっても買い替える必要がないため、経済的です。
標準サイズ: 多くの子どもたちの手に馴染みやすい長さで、持ち運びや机の上での操作がしやすいです。
豊富な選択肢: 主流なため、素材や機能(ワンタッチなど)のバリエーションが豊富で、予算に合わせて選べます。
学校や試験での23桁の必要性
全国のそろばん教室や珠算検定試験では、特別な理由がない限り23桁のそろばんが標準として使われています。
検定試験: 23桁で十段までのすべての検定に対応可能です。
学校の授業: 小学校の算数でそろばんを扱う場合も、23桁であれば十分対応できます。
特に指定がない場合は、将来を見据えて23桁を選ぶのが最も一般的で安心です。
23桁そろばんのサイズ・仕様・材質を詳しく解説
23桁そろばんの標準サイズ(mm・重さ)
メーカーやモデルによって若干異なりますが、一般的な23桁そろばんの標準サイズと重さの目安は以下の通りです。
項目 | 目安 |
幅(横) | 約330mm〜340mm |
奥行(縦) | 約65mm〜70mm |
厚み(高さ) | 約15mm〜20mm |
重さ | 約160g〜200g(木製・樺玉の場合) |
お子様が持ち運びしやすいサイズですが、実際に持ってみて「重さ」が軽すぎず、安定して置けるものを選ぶと、玉を弾く際のブレが少なくなりおすすめです。
木製・樹脂製そろばんの違い
材質 | 特徴 | メリット | デメリット |
木製(カバ玉など) | 伝統的、本格的 | 手に馴染みやすく、玉の弾きが良い、耐久性が高い | 樹脂製より高価な傾向がある |
樹脂製・プラスチック製 | 安価、軽量 | 非常に安価、カラフルなものが多い、軽量で持ち運びやすい | 玉の動きが軽すぎることがあり、本格的な練習には不向きな場合がある |
本格的な学習・検定用には、玉がブレにくく正確な計算ができる木製のものが選ばれています。
カバ玉・天然素材の特徴と選択ポイント

そろばんの玉の素材で最も人気があり、主流なのが「カバ玉(樺玉)」です。
カバ玉: 家具などにも使われる樺(カバ)の木から作られた玉。
特徴: 適度な硬さがあり、摩耗しにくい。木製なので静電気による玉のブレが少なく、手に馴染みやすいのが特徴です。
選択ポイント: 初心者から上級者まで、長く愛用できる高品質なそろばんを求める方におすすめです。
柘植(ツゲ)玉などもありますが、価格も高くなり、カバ玉で十分高性能です。
同じ桁数・カバ玉でも金額が異なるのはなぜ?
同じ桁数でも価格に大差があるのはなぜでしょうか?
そろばんは珠や枠の材質、裏板の細工、製作する職人等によってさまざまな種類があります。
高価なそろばん程、珠や枠の材木を幹の中心を使用します。
年輪を経た固い部分で均一な素材です。
23桁そろばんの購入ガイド|価格・レビュー・注文ポイント
価格相場とおすすめの選び方
23桁そろばんの価格は、材質や機能、メーカー、職人の手仕事かどうかで大きく変動します。
タイプ | 価格相場(目安) | おすすめの選び方 |
安価な樹脂製・プラスチック製 | ¥1,000〜¥3,000程度 | お試しや、そろばん教室に通う前の入門用として |
木製(カバ玉)スタンダード | ¥3,000〜¥8,000程度 | 本格的な学習のスタートに。 |
木製(カバ玉)ワンタッチ付き | ¥7,000〜¥15,000程度 | そろばん教室用や検定試験を見据えて。 |
口コミ・レビューでわかる利用者の満足度
購入前に、実際に利用している保護者の方々のレビューを参考にしましょう。特にチェックしたいポイントは以下の通りです。
玉の弾きやすさ: 「玉がスムーズに動く」「軽すぎず弾きやすい」などの感想があるか。
ネットでの注文・配送・返品不可に注意
ネットで注文する際は、ケース付きかどうか、配送料などもチェックし、総合的な価格で比較検討しましょう。
名入れ等オプションの確認
多くのメーカーや販売店では名入れをオプション(無料または有料)で受け付けています。
メリット: お子様だけの特別なそろばんになり、モチベーションアップにつながります。
確認事項: 名入れできる文字数、書体、色、そして納期が通常より長くなることがある点に注意が必要です。また、名入れをした商品は原則返品・交換ができません。注文内容をよく確認しましょう。
そろばん23桁でよくある疑問Q&A
ご破算機能(ワンタッチ)の有無と必要性

Q: ワンタッチ機能は必ず必要ですか?
A: そろばん教室で本格的に習うなら、あると非常に便利で、多くのお教室で推奨されています。
入門期は手で払う練習も大切ですが、スピードが求められるようになったり、複雑な計算をするようになったりすると、ワンタッチ機能の有無で計算時間に大きな差が出ます。
23桁より小さいサイズとの使い分け
Q: 23桁より短いそろばんはどんな時に使いますか?
A: 13桁・15桁・17桁といった短いそろばんは、幼児のお試し用や、低学年の学校用として使われることがあります。軽くてコンパクトですが、本格的な学習を始めると桁数が足りなくなるため、買い替えの必要が出てきます。最初から23桁を購入すれば、長く使えますよ。
学校用・個人用での選択ポイント
Q: 学校の授業で使うだけなら、安価なものでも大丈夫ですか?
A: 学校の授業で「そろばんの仕組みを理解する」程度なら、安価なものでも問題ありません。しかし、そろばん教室や本格的な練習では、玉の弾きが良く、耐久性があり、正確な計算ができるカバ玉の木製そろばんをおすすめします。
まとめ|自分に最適なそろばんを選ぶために
お子様のそろばん選びは、今後の学習意欲にも関わる大切な第一歩です。
桁数は迷ったら「23桁」: 初心者から上級者まで長く使え、最も主流で汎用性が高いサイズです。
素材は「カバ玉」がおすすめ: 玉の弾きが良く、手に馴染み、正確な計算をサポートしてくれます。
機能は「ワンタッチ付き」が有利: スピードアップには必須です。
これらのポイントを参考に、お子様にぴったりの一台を見つけて、楽しくそろばん学習をスタートさせてあげてくださいね!
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